今やネット通販で買い物をしたことがないという人はあまりいないほど多くの人がネットで買い物を行っています。
ネットで買い物をする場合料金の支払方法はいくつかありますが、代表的なのがクレジットカード払いです。
クレジットカード払いはクレジットカード情報を通販サイトで入力するだけで買い物を行えるので、便利ですが、一方でクレジットカード情報の漏洩などによる不正利用などの問題があり、よく知らない通販サイトに自分のクレジットカード情報を入力するのは抵抗があるという人も多いかもしれません。
そんな時に使えるのがPayPal(ペイパル)と呼ばれるサービスです。
PayPal(ペイパル)とは?
PayPal(ペイパル)は世界で2億人以上が利用している決済サービスです。
PayPalの使い道はいくつかありますが、個人としては上記の通り、よく知らない通販サイトに自分のクレジットカード情報を入力したくないというときに役立つサービスです。
PayPal(ペイパル)を利用することで安全にクレジットカード決済を行うことができます。
PayPal(ペイパル)のメリット
では、実際にPayPalのメリットについて見ていきます。
安全にクレジットカード払いができる
PayPal(ペイパル)の最大のメリットは安全にクレジットカード払いができるという点です。
予めPayPal(ペイパル)のアカウントを作成して、クレジットカードを登録しておくことで支払い時にPayPalを選択すると通販サイト側に自分のクレジットカード情報を教えることなく支払いを行うことができます。
通販サイト側で支払い方法にPayPalがなければPayPalで支払うことはできませんが、対応している場合は安心です。
尚、PayPalで支払いを行った場合もクレジットカードのポイントは貯まるので、PayPal経由でクレジットカードを使ったからと言って何か損をするというわけではありません。
簡単に支払いができる
クレジットカード払いの場合は通販サイトにクレジットカード情報を保存していない場合いちいちクレジットカード情報を支払いの度に入力する必要があり手間がかかります。
一方でPayPalの場合は、予めクレジットカード情報をPayPalに登録しておくことでいちいちクレジットカード情報を入力することなく支払いを行うことができるので、便利です。
PayPalのアカウントを作っておけば、メールアドレスとパスワードを入力するだけで支払いができるので、簡単です。
買い手保護制度
「買い手保護制度」というのはPayPalで支払いを行うことで受けられる保証制度のことです。
PayPalで購入した商品に問題やトラブルがあった場合に条件を満たしていれば、補償してくれる制度となります。
条件はいくつかありますが、例えば、支払いをしたのに商品が届かなかった場合や新品を買ったはずなのに中古が届いた場合などです。
条件などに関しては公式ページをご覧ください。

個人間での送金機能
基本的にPayPalと言えば、クレジットカード情報をお店に渡すことなく使うことができるというメリットが大きくそれ以外の機能は使っていないという人が多いですが、その他の機能として個人間での送金機能があります。
これはPayPalのアカウントを持っている人の間で送金することができる機能で、送金相手の銀行口座や個人情報などがなくてもメールアドレスさえ知っていれば送金ができるので、便利です。
特に日本からアメリカの知人に送金したいということがある場合には銀行口座間の場合は手数料が高くついてしまうので、PayPalを利用して送金するほうがおすすめです。
PayPal(ペイパル)のデメリット
ここまでPayPalのメリットを見ていきましたが、デメリットもいくつかあるので、紹介していきます。
アカウントが乗っ取られると危険
PayPalのメリットで紹介したとおり、PayPalはアカウントを作ってクレジットカードを登録しておけばアカウント情報だけで支払いを行うことができます。
簡単で便利な一方で逆に言えばPayPalのアカウントとパスワード情報さえ分かれば誰でも支払いを行えるということなので、アカウントが乗っ取られて悪用される可能性は全く無いわけではありません。
特にフィッシングメールやなりすましメールなどでPayPalのアカウント情報を抜き取ろうとする人たちもいるので、アカウント情報はしっかりと守る必要があります。
ただ、PayPal側でもセキュリティ対策をしっかりと行っていて、365日24時間の監視システムで不審な取引があった場合などの対応を行うようになっています。

よくわからない通販サイトにクレジットカード情報を教えるほうが危険なので、PayPalを利用するほうが良いですが、PayPalを利用したからと言って全てが安全になるということではないということを頭に入れておきましょう。
分割払い(分割決済)を利用できない
大きな金額の買い物をした際などはクレジットカードで分割払いを行うという人も多いかもしれませんが、PayPalで支払いを行う場合は分割払いを行うことができません。
クレジットカードによっては後から分割払いに変更することもできますが、そうではないクレジットカードを使っている場合は分割払いをしたいときにはPayPalを使うことができないのはデメリットですね。
国内で使える通販サイトが少ない
PayPalは海外のサービスで世界中で利用されており、海外のサイトを中心に多くのサイトでPayPal払いを選ぶことができますが、日本国内の通販サイトなどでPayPalを対応しているサイトは少ないです。
Amazonや楽天市場などもPayPalには対応していませんが、これらの大手通販サイトの場合はクレジットカード情報を入力しても漏洩する可能性は低いので、安心ですが、国内でよく知らない通販サイトを利用する場合、PayPalを使えない可能性があるので、国内の通販サイトを多く利用する場合はあまり使いみちがないかもしれません。
為替手数料が高い
PayPalは主に海外の通販サイトで支払いをする場合に役立つサービスですが、海外の通販サイトで支払いを行う場合は日本円ではなくそのサイトがある国の通貨での支払いとなります。
アメリカの通販サイトで支払いを行う場合はドルになり為替手数料が発生します。
為替手数料はPayPalだけではなく、クレジットカード払いでも発生する手数料ですが、PayPalの為替手数料はクレジットカード払いの手数料よりも2%ほど高くなっており、何も設定しないままPayPalで支払うのはもったいないです。
PayPalの為替手数料に関しては安くする方法があるので、海外の通販サイトでPayPalを利用する場合は以下を参考に為替手数料を安くする設定を行うようにしましょう。

まとめ
今回は、PayPalのメリット、デメリットについて紹介していきました。
分割払いができないなどのデメリットはありますが、クレジットカードを安全に利用するのであれば、PayPalを使うのが良いので、海外通販サイトなどで買い物をするという人は使ってみることをおすすめします。
アカウントの作成方法に関しては以下の記事をご覧ください。
